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CROWN English Communication 2 Lesson2 Optional Reading

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Computers vs. Human Shogi Players

ボードゲームにおいてコンピュータが人間を上回ることは可能でしょうか。

チェスに関して言えば答えは「イエス」です

1997年に、 グランドマスターのガルリ・カスパロフを敗ったコンピュータソフトウェアのディープ・ブルーによって コンピュータチェスプログラムは人間に対する優越性を証明しました。

チェスよりも複雑であると考えられているボードゲームの将棋はどうでしょうか。

答えは「イエス」でもあり「ノー」でもあります。


2007年にプロの将棋棋士のタイトルをもつ渡辺明が、 前年に世界コンピュータ将棋選手権大会で優勝したプログラムのボナンザと対局しました。

その対局は渡辺がコンピュータプログラムを敗って終わりました。

彼はコンピュータプログラムに対して次のように論じました。

「プログラムが歩むべき道はまだ先が長いと思うけれども、今やプロ棋士にとって好敵手になりつつあるところまで来ていると認めなければならない」と。


渡辺の発言は正しいことがわかった。

2010年にコンピューターシステムの あから2010 が女流棋士の一人である清水市代を敗りました。

「私は負けたことで少し悔しいですが、そのソフトウェアの開発に取り組んでいる人たちに敬意を覚えました」と清水は述べました。


引退した永世棋聖米長邦雄は2012年にボンクラーズの挑戦を受けました。 ボンクラーズとは2011年に世界コンピュータ将棋選手権大会で優勝したコンピュータプログラムです。

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それは1秒間につき1,800万手を先読みする能力があります。

米長はかつて名人のタイトルを保持していましたが、将棋のファンたちがその対局に興奮したことは不思議ではありませんでした。

結果としては、米長はコンピュータプログラムに敗れました。

コンピュータがやがては最も優れた将棋棋士を打ち負かすかもしれないと米長は認めています。

しかし将棋が人気を決して失うことは無いだろうと彼は信じています。

「コンピュータがプロの将棋棋士を打ち負かすことができるかどうかは重要ではない」と彼は言います。

「最も重要なことは将棋の試合の中で最も可能生のある手を見つける努力をし続けることです。これが人々を感動させるのです」

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