コンテンツにスキップ

[スポンサードリンク]

CROWN English Communication 2 Lesson2

p.18

創造的行為、つまり独創性による習慣の変革があらゆる問題を解決に導く――George Lois

Into Unknown Territory

ちょっと考えてみよう

  1. ボードゲームとコンピュータゲームのうち、あなたはどちらが好きですか?

  2. あなたは将棋をしますか?あなたは他にどのようなボードゲームをしますか?

  3. 人生において何が最も重要ですか?才能、運、それとも勤勉さですか?

p.19

羽生善治は歴史上最も優れた棋士のうちの一人です。

彼は本当に「将棋の王」です。

ここで彼はプロ棋士としての経験についてインタビュアーと話をしています。

1

あなたはいつ将棋を習いましたか?

小学校1年生のときです。

最初はほとんど全ての試合で負けていましたが、1ヵ月ほどで勝ち始めました。

2年生になると私は八王子にある将棋道場に行き、そこで私は子どもの勝ち抜き戦に参加しました。

私は決勝に出る資格は得られませんでしたが、試合を楽しみました。

私はより良い棋士になりたかった。私は練習のためその道場に通い始めました。

将棋に関して何が好きですか?

子どもの頃、多くの異なる駒で将棋を指せることが面白いと思いました。 それぞれの駒は異なる動きをします。

また試合の結果はとても明白でした。 勝つか負けるかです。

試合全体が原因と結果の過程であり、勝つか負けるかは自分自身の責任です。

もちろん負けて良い気はしませんが、私は将棋が好きです。 なぜなら将棋には奥深さがあるからです。

Question

Q-1. 羽生善治が八王子の将棋道場に通い始めたのはいつですか?

Q-2. 羽生が子どもの頃、彼は将棋について何が面白いと思いましたか?

Q-3. 将棋の試合に勝つか負けるかについて誰が責任を取らなければなりませんか?

p.20

2

あなたのプロとしての経歴のなかで、あなたは試合の70%以上を勝ってきました。

あなたが一手指すときはいつでも自信があるのですか?

時々どの手を指すべきか決めるのが難しいです。

深く考えるための十分な時間がないときは、駒の上に手を置いて はじめて次の一手が分かります。(駒に手を置くまで次の一手が分からない)

こういうときは運が影響してきます。

自分の手が良い選択をすると信じます。

Question

Q-4. 時々、羽生は次の一手がどうなるか分からない。彼はいつ手を決めていますか?

Q-5. 運が影響するのはいつですか?

p.21

だから、あなたの質問に答えると、私が一手を指す時はいつも自信があるとは限りません。


プロの将棋の棋士は数百手先を考えることができると聞いたことがあります。正しいでしょうか?

えっと、そのことについては正確には分かりません。

ある将棋の棋士のグループがこれからの10手がどんな具合になるかを予想することができるかどうかについて話し合いをしていました。

彼らは皆予想できないと同意しました。

将棋を指すなかで、一手指すごとに決断する必要があります。

以前にも述べたように、常に自信がある状態であるとは限りません。 むしろこれはおそらく正しい一手であると考えている。

対戦相手が次々と予期しない手を指すかもしれませんし、このプロセスは試合が終わるまで続きます。

最も重要なものは決断力です。


Question

Q-6. 羽生によると棋士にとって最も重要なことは何ですか?

p.22

3

あなたが決断する際、直感に頼ることはありますか?

はい、私は直感を信じています。

私の経験では、直感に基いて指した手のうち およそ70%は正しいものであったと分かっています。

多くの手を予想できることは重要ですが、最も重要なのは2、3の優れた手に注意を向けることができるということです。

直感が必要になるのはその部分です。

しかし忘れないでください。直感は多くの経験を通してしか獲得できません。


過去の対局から戦略を学ぶことに多くの時間を費やしますか?

様々な戦略を学ぶことは重要です。

しかし戦略を知ることと試合に勝てるようになることとはまったく異なります。


Question

Q-7. 羽生によると、直感はどこから来るものですか?

p.23

必要なのは戦略の意味を本当に理解して知識を知恵に変えることです。


予期できない手を指してあなたは対戦相手を時々驚かせています。

それらは試合に勝つことに効果的なのでしょうか?

必ずしも効果的であるとは限りません。

もし新しいことに挑戦すれば、50%以上失敗するでしょう。

もし定跡を指せば、しばらくはより高い勝率を維持できるかもしれませんが、これから10年間勝ち続けることはできないでしょう。

やがては独創性を失ってしまうでしょう。

独創的なことに挑戦することはもっと楽しいことです。


Question

Q-8. 将棋の知識をどうやって知恵に変えることができますか?

Q-9. 独創性を失う方法は何ですか?

p.24

4

あなたが優れた才能を持っていることは広く知られています。

あなたはあなたの才能をどのように定義していますか?

えっと、もし私が才能を持っているならば、それは忍耐力です。

手を予測できることや閃きを持つことは重要ですが、自身の将棋を改善するために励むことが最大の才能です。


あなたは将棋が大好きなように見えます。

この競技の最も面白い面は何でしょうか?

将棋の歴史のなかで、何十万もの試合が行われましたが、私はまだ将棋の世界のごく一部しか知りません。

私が将棋を指すたびに未知の領域への旅を始めているような気がします。


Question

Q-10. 羽生はいつ未知の領域への旅を始めているような気になりますか?

p.25

そこが将棋の面白いところです。

--

もしプロの棋士にならなかったならあなたは何をしているかについて考えたことはありますか?

そのことについては私は本当に考えたことはありません。

他の仕事に就くことを余儀なくされるなら、私はタクシードライバーになりたいかもしれません。

毎日知らない場所へ行くので面白い仕事だと思います。


あなたが従っているモットーはありますか?

幸運は勇者に味方する。(成功するには勇気が必要の意)


Question

Q-11. 羽生はタクシードライバーになることについてどう思っていますか。

Q-12. 羽生のモットーは何ですか?

[スポンサードリンク]